2012年06月17日

SSP SIG P228 上

SSP SIG P228 上


(尚、写真は知人から私物の某社トイガンの箱の写真を頂きました!。
何時もブログを御読み頂きありがとうございます。
 今回は、何故SIG社製の銃を選定し更には何故P228なのかは、前回お話ししました通りです。
 では、ブランド銃と言われているSIGシリーズ、、そして当時本当に世に出たばかりの新製品だったP228について、私が感じた銃に対する使用感等をレポートします。
 加えて、ほんの一部分ですが、私が神の崇めている多くのガンスミスの方や教官やコマンダー、オペレーターの方から学んだ、自動けん銃を部隊等で採用(使用)する時に選定する条件等に加えるべき項目について少しですが御提案させて頂ければと考えています。
 では、本題に入ります!
 苦節数年!提出した要望書の量は、段ボール箱に数箱にも漸く銃に対する書類の数々、、その作業も終わり漸く正式に選定が終わり、購入作業を本庁にお願いしていよいよ、当時の基地?と言いますか事務所と言いますか?岸和田にある国道沿いの三角公園に立てられた2階建てのプレハブ基地に銀色の商業用バンが到着したのは、昼過ぎでした。
 事務作業を行っていますと「リーン!リーン!」と2階事務所の私の席の電話が鳴りました。(もう少し違う音かもしれませんが、、)
 受話器を取ると「当直室ですが業者が例の物を納入したいと、下に来ていますが・・降りてきてもらえますか?」当直室に詰めている隊員からの電話でした。当時私はプロジェクトPuの銃器を含めた物品購入及び選定事務を担当し、任されていました。
(御陰様で、その後も装備品開発、購入、調査担当を退官まで、、厳密には退職後も?続ける事に成りましたが、、)
「やっと来たみたいです。」と上司や先輩に声を掛け階下に向かいました。
 そこにはバンの荷台から段ボール箱を降ろしている業者が数名・・
 その箱を1階の待機室に運び込み、中身の確認作業を行いました。
 前回MPを受領した際は専用の黒色スーツケース状の銃ケースに入っていたので、今回は果たしてどんなケースに入って来るのかと期待していたのですが、某社の「エアソフトガン」と全く同じの紙箱にその銃は収まっていました。
SSP SIG P228 上


 段ボールの中からそのSIGP228と書かれた紙箱を出し、紙箱を並べます。
 紙製の箱のふたを開けるとそこには、モデルガンやエアーガンではない、重厚な銃がSIGと印刷された茶色い油紙風の紙に包まれて横たわっていました。
 興奮しながらその包み紙を開けると!
 待ちこがれた自動けん銃SIGP228が現れました!
 そして、まじまじと銃を確認すると、先ず始めに目に飛び込んできたのが、スライドの横の「「Made in West Germany」の刻印です。
 そして、次にサイトは当時ではまだあまり知られていなかった「ノバック」サイトが装着されていました。
 なぜ、今では超有名で世界有数と言われる「ノバック」のサイトが装着されていたのか、それもtritiumナイトサイトが。
 

当時私たちには自称「スーパー・ボランティア・チーム」という仲間がいました。
 アジアの片田舎後進国JAPAN!それも更に弱小官庁のMSA(現在のJCG)で警備について新しい風を吹かせようとしている時にCQBの世界で頂点に君臨する神様やその神様を慕う多くのコマンダーやオペレーター、超有名なガンファクトリー所属のガンスミス、装備等開発者や超有名な装備品ファクトリー関係者、そしてPMCといわれる多くのメーカーや会社が親身になって考えてくれたのです。
 その一つが、ノバック氏が開発した「ノバックサイト」です。世界に向けて発表とほぼ同時に私たちチームのために作成し、装着してくれたのでした。
 PU輸送護衛ミッション終了後ノバック氏が来日された際の接待は今でも忘れません。
 ある意味。。前記ミッションより過酷で難しいモノでした!!
 ここで、少しサイトについてお話しします。
 ご存知の通り、サイトには「フロントサイト(照星)/リアサイト(照門)」がございますが、光学サイトやスコープと異なり、アイアンサイトは対で購入し対で極力装着するようにすべきです。
 それは、ガンスミスがフロントサイトとリアサイトのアライメントを完全に合わせているからです。サイトに有る隙間や高さを合わせるのは非常に重要です。これが狂えば弾着は狂ってしまいます。リアサイトだけ、フロントサイトだけを購入して交換せずに、対で交換設置することをおすすめします。
 また、サイトの手入れ方法ですが、私の場合は、師匠達に習ったやり方で、現役時代から、ガンブルーのペンタイプを常備していました。
 なぜか!それは、何時も神やオペレーターの教官や仲間達から「リメンバー!フロントサイト!」と言われ続けていたからです。
 更には、フロントサイトの重要な手入れとチェック方法を伝授して頂いたいたので、常に手入れをしていました。
 フロントサイトって、実はホルスタードローを繰り返すと、どうしてもフロントサイトやリヤサイトの角が擦れてしまい光ったり見にくくなるのですよね。
 そのため、こまめに角や直線の輪郭を強調するためにこのガンブルーで手入れしていました。
 (ペンタイプのガンブルーが手に入らない場合や実銃以外であれば、黒色サインペン(油性)や模型用の黒などがお勧めです。)

 次回に続きます!!



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Posted by 特殊作戦群区  at 16:05 │セカンドサイトピクチャー